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東京・南青山に厳かな佇まいをしたその美術館はあります。
東武鉄道の社長を務めた実業家で茶人であった初代・根津嘉一郎によって蒐集された
美術品の保存・展示のため設立された私設美術館で
先日まで開催されていた企画展「繡と織:華麗なる日本染織の世界」
(2023年12月16日~2024年1月28日)を鑑賞しに初めて足を運んだのですが
美術館の入る前にまず、「竹」を使ったエントランスに圧倒されました。
–根津美術館HPより引用–
調べてみるとそれもそのはず、世界を代表する建築家・隈研吾氏の設計によるもの。
2021年東京オリンピックの開閉会式などが行われた「新国立競技場」にもみられるように
隈研吾氏の設計の特徴である「木」を多くつかい、大きなガラス窓を配置した開放感のあるとても気持ち良い空間です。
「東京の中心部に、屋根の架かった、庭と一体化した、環境と融合したミュージアムをつくろうと試みた。
コンクリートの箱として閉じたミュージアムではなく、大きなガラスの開口部によって庭と一体化した展示空間をつくり、
庭と建築とアート作品とがひとつに融合した状態をつくり出そうと考えた。
深い庭に覆われて、竹によって特徴づけられたアプローチ空間は都市のソニックから
スピリチュアルアートの空間を守るための仕掛けである。」-隈研吾建築都市設計事務所HPより引用-
また美術館には手入れの行き届いたとても広い日本庭園があり、
散策ができ庭園内のカフェでひと時を過ごすこともできます。
またこちらの美術館のロゴマークも素敵で公式ホームページによると
「中国漢時代の碑文から採字した隷書体の館名と、英語のNEZU MUSEUM、
そして頭文字のNとMを意匠化したシンボルマークには、当館が収蔵する「燕子花図」をはじめとする屏風や、
健やかに伸びる竹のイメージが重ねられています。ドイツ人デザイナー、ペーター・シュミット氏によって
制作されたこのロゴマークは、世界的にすぐれたデザインに贈られるレッド・ドット・デザイン賞を受賞しました。」
とのこと。なるほどなと、納得です。
なので何が言いたいかというと、
とても素敵なおすすめしたい美術館ということです。
(もちろん企画展も素晴らしかったです)
ちなみにこちらは根津美術館所蔵の重要文化財「双羊尊」(中国 紀元前13~11世紀)
をイラストにした美術館の入場券です。
個人的にこのイラストが気に入って、本のしおりにしています。
〈Y.M〉