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フロントガラスの「▲マーク」は何のため!?

こんにちは。

神奈川県大和市の印刷・企画・デザインならおまかせのアドタックです。

 

 

■結論から先に言いますと、この三角形マーク「▲」は、ホンダ車のフロントガラスに設けられていて、

運転中のドライバーの視線を上下に散乱させることなく安定化させるという効果があるとされ、

2008年に発売された「フリード」に初めて採用されてから、その後に発売されたホンダ車には

ほぼすべてにこの三角形マーク「▲」があるようです。

※年式・車種により形状が多少異なるようです。

 

2023年4月に発売された新型「ZR-V」にも設けられています。

 

■なぜついている?

大半のホンダ車のフロントガラスに設けられている三角形マーク「▲」

実はこれ言われなければ気が付かないほどの小さなものですが、

意外にも重要な役割を持ってます。

 

注意して見なければわからないほど小さなマークですが、

これがあることでドライバーの水平方向の視線が安定するといいます。

 

人間が意識していないくらいの領域で、運転中の視線が縦に乱高下(激しく上下に動くこと。)

しにくくなるのだそうです。

 

実際、私たちが狭い道を運転しているときには、前方を見て道幅と路面状況を確認しながら

左右の障害物までの距離をサイドミラーを使って確認しながら視線を戻して前方確認。

進みながらまた左右を確認。危ないなぁと思ったらハンドルで軌道を修正し……と、

視線はいつも忙しく動いています。

 

前、右、左、また前、右を見て…と続けているうちに、ドライバーは距離感覚が鈍ってきて、

気づいたらどちらかに寄り過ぎていた、という経験がありませんか?

 

ホンダ車のフロントガラスに付けられた三角マーク「▲」は、ドライバーが無意識のうちに目印として認識し、

すれ違ったり曲がったりする際にこのマークを起点にして水平に視線を移すことで、

縦揺れがなくなりスムーズに曲がったり車幅を把握したりしやすくなるという効果が期待できるそうで、

結果として接触事故が大幅に減らせるのだとか。

 

ホンダ車の三角形マーク「▲」は、開発メーカーの試行錯誤が詰まったもので、

長年ドライバーの視線の動きを研究してきた成果のひとつなのですね。

 

〈M.S〉