こんにちは。
神奈川県大和市の印刷・企画・デザインならおまかせのアドタックです。
「御朱印(ごしゅいん)」とは、神社やお寺を参拝した証としていただける印章(ハンコ)と墨書きのことです。
とはいえ、単なる印章と墨書きと言う勿れ、寺社によって、書き手によってデザインも趣きも様々。
そこで私の集めた御朱印からその一部をご紹介します。
【戦国武将編】
上杉神社:
山形県米沢市にある神社で戦国武将·上杉謙信を主祭神として祀っています。
神社名と印章のみのとてもシンプルな御朱印。一緒に書かれている「第一義」は、
上杉謙信は自らを「毘沙門天の化身」と信じており仏教における
最上の真理「第一義諦」に由来した「第一義」の旗を戦陣で掲げたことによります。
真田神社:
長野県上田市の上田城跡公園内に鎮座する神社で、
戦国武将·真田氏をはじめとする歴代の上田城主を祀っています。
御朱印には、真田家の家紋である「六文銭」が押印されています。
六文銭は、三途の川の渡し賃として知られ、武士の覚悟を示す象徴とされています。
【大社編】
熊野大社:
和歌山県田辺市にある熊野三山。
古代から中世にかけて、修験道や浄土信仰の聖地として栄えました。
熊野本宮大社の御朱印は、中央に「熊野本宮大社」の墨書があり、
朱印には神社の象徴である八咫烏(やたがらす)が押されています。
八咫烏とは日本神話に登場する伝説の三本足のカラスで、
導きの神鳥として信仰されています。
諏訪大社:
長野県にある日本最古級の神社の一つで、信濃国一之宮として
全国から崇敬を集めています。
全国に約25,000社あるとされる諏訪神社の総本社です。
【お寺編】
恐山:
恐山は青森県下北半島に位置する日本有数の霊場であり、
「日本三大霊場」のひとつに数えられます(他は高野山·比叡山)。
「死者の魂が集う場所」として、古くから信仰を集めてきました。
恐山には「恐山菩提寺」という曹洞宗のお寺があり、
開山以来「地獄浄土思想」に基づいた霊場信仰の中心地となっています。
御朱印は墨書きで「恐山菩提寺」と記され、御本尊である「延命地蔵尊」の
御印が押されます。
なお、御朱印がいただけるのは恐山の開山期間である5~10月のみとなっています。
東大寺:
「奈良の大仏」で知られる東大寺。華厳宗の大本山です。
華厳宗は大乗仏教の一派で、「宇宙の真理とすべての存在が一体である」
という教えによります。
大仏を表すかのように「華厳」と大きく力強く書かれた御朱印からは
見ているだけで力がみなぎってくるようです。
【変わり種編】
靖国神社:
千代田区九段下にある靖国神社。
「東京の桜開花宣言」の標本木のある場所としても有名で、
敷地内には約500本の桜があり千鳥ヶ淵の桜と共に桜の名所でもあります。
そんな桜の季節限定の御朱印は刺繍入りでとても綺麗です。
ハワイ出雲大社:
ホノルルにある日本の出雲大社の分社です。
明治時代に日本からハワイに多くの移民が渡った際に、
彼らの精神的支えとして創建されました。
そんな御朱印はハワイらしく「Aloha」と添えられており
朱印もアルファベットなのが特徴的です。
最後に、私の御朱印帳をご紹介。
私はお寺用2冊、神社用3冊で使い分けをしています。
どちらも、寺社の特徴を図案とした装丁で、醍醐寺は秀吉の「醍醐の花見」をイメージさせる桜。
ハワイの出雲大社はハイビスカスとプルメリアが描かれており南国ムードたっぷり。
寺社を参拝すると、ココロとカラダが浄化され清々しくなります。
みなさんも日頃の疲れを癒しに寺社めぐりされた際は、御朱印もぜひ見てみてください。
趣味がひとつ増えるかも?
〈Y.M〉