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富士山と三角形

こんにちは。神奈川県大和市の印刷・企画・デザインならおまかせのアドタックです。

 

富士山。

日本を形容する山。

日本で一番高い山。

富士山が見えるとうれしくなりませんか。

私は「とりあえず」写真撮ってしまいます。

なぜ人をこんなに引きつけるのでしょうか。

 

そう思わせるひとつはあの姿。

 

横から見るときれいな二等辺三角形。

どこから見ても(山梨県側からみても静岡県側からみても)ほぼ変わらないその姿。

【山梨県側からみた富士山】

 

【静岡側からみた富士山】

 

もし日本人に「富士山を書いてください」と言えば

ほぼ皆が同じ姿(左右対称の三角形の山)を描き、別の人に何の山を書いたのかと問えば

富士山を書いたと言い当てられる所以なのだと思います。

 

さて、デザインにおいて三角形はいろいろな意味を持ちます。

三角形のモチーフは以下の印象を与えるといわれています。

・安定(下に長辺がくるので安定感、ずっしりした感じが表現)

・先進的(先が尖ってシャープさの表現)

・危険(シャープさによる攻撃的なイメージ)

 

また、写真やデッサンにおいては、三角構図という手法が使われます。

三角構図とは、三角形の頂点に被写体を置いたり、写真の中に三角形の線ができるように

撮影したり描画する構図のことです。

三角形を意識することで、奥行きや安定感を出す効果があります。

 

また、三角形は必ずしも正三角形である必要はなく、変形させたり、逆三角形にしてもOK

三角形は状況によって臨機応変に変えることができます。

三角形の姿をした富士山を三角構図で撮る。

富士山が被写体だと絵になるのは、必然的にこういった構図が出来上がっているからかもしれません。

 

ちなみに「四角」は

・信頼

・安定

・安全

・規律

 

「丸」は

・永遠

・女性らしい

・柔らかい

・優しい

・宇宙

という印象を与えるそうです。

 

身近にあるポスターや写真もそういった視点からみると、

また新しい受け止め方ができるのではないでしょうか。

 

〈Y.M〉