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余白

こんにちは。神奈川県大和市の印刷・企画・デザインならおまかせのアドタックです。

 

余白

〘名〙 文字などを書いてある紙面で、何も記されないで白いままで残っている部分。空白。

デザイン用語では「ホワイトスペース」とも言う。

 

世の中で良いと言われるモノは、多かれ少なかれ好みはあるものの、

余白を上手に使っているモノを言うのではないかと思います。

なので、余白とは「余ってしまったところ」ではなく「あえて余らせたところ」という人もいます。

デザイン制作者は日々そういった事を考えながら仕事をしているのでしょうか。

そうでない私の現場は、もっぱら食卓。

作った料理をどのお皿にどの位の量をどうやって盛りつけたら、より一層美味しそうに見えるか、

日々思考錯誤しています。

同じお皿でも余白を変えると、イメージが全く変わります。

余白が少ないと、大盛りでたっぷりな料理=大衆的な感じに。

コスパ重視な定食屋のイメージ。

 

 

逆に余白が料理よりも多くあると、(余白と料理の比率が6:4から7:3くらい)

ホテルのフルコースのような高級感や特別感が出て洗練された大人なイメージ。

また、その場合はお皿のどの位置に置くか(中央なのか、右端なのか)によっても料理のイメージが変わって、

同じ食材でも色々と変化がつけられます。

 

 

そして、適度に余白があるくらい(余白と料理が4:6から5:5)だと、

洋食屋などのいろいろな料理に対応できる視覚的にもバランスが取れた感じとなります。

 

 

一番やってしまいがちなのは、作った料理を一度にぜんぶ盛ってしまうこと。

それをやめて器に合った量にし、残りは何度かに分けて出すようにする。

汁物もおわんやカップに対して7分目にとどめ、余白を3割ほど残す。

これをするだけで、味はともかく料理の腕が数ランクアップした気になるんです。

 

余白を制するものは、デザインを制する。とは言いすぎでしょうか。

皆さんも余白を意識してみると、これまでとは違う景色が見つかるかもしれませんよ。

 

〈Y.M〉