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「ワンセグ」「フルセグ」の違いは?

 

快適なドライブに便利なカーナビですが、テレビ視聴ができるとよりカーライフが充実します。

カーナビでテレビ視聴するために必要なシステムが、ワンセグとフルセグで普通のテレビにも

使われている技術なので、名前を知っている方は多いと思います。

今日は、「ワンセグ」と「フルセグ」のそれぞれの違いについて紹介したいと思います。

 

1.地上デジタル放送(ワンセグ・フルセグ)について

地上デジタル放送(ワンセグ・フルセグ)は、今までのアナログ放送と違いデジタル信号で

電波を送ります。

今までのアナログ放送とは違いゴーストやノイズの少ない高画質で高音質なデジタル映像と音声を

視聴できます。地上デジタル放送は周波数の帯域を13セグメントに分けて送信する方式です。

 

2.セグメントとは?

あるものを分割した中のひとつを意味する言葉で

ワンセグ・フルセグのセグの部分はセグメントから来ています。

 

 

3.「ワンセグ」とは?

「地上デジタル放送」の一種で、軽いデータで広域の受信が可能な低解像度向け放送方法のことです。

日本のテレビ放送は、5.57MHzの電波帯域幅を使っていますが、これを13セグメントに分け、

ハイビジョンに対応したテレビに12セグメントを使用して放送しています。

「ワンセグ」は、12セグメントを使用した通常の放送と違い、この残りの1セグメントを

使った放送方法です。

1セグメントしか使用できないため、送信できるデータ量が少なく、画質がよくありませんが、

データ量が少なくて済むので、弱い電波でも受信することができます。

そのため移動中など受信状態の安定しないことが、多いカーナビやスマホなどでテレビを視聴

することに向いています。

 

4.「フルセグ」とは?

「地上デジタル放送」の一種で、大きなデータで低域の受信のみとなる高解像度向け放送方法です。

先ほど「ワンセグ」の項目で紹介した通り、テレビ放送に使用されている13セグメントのうち、

ワンセグに使用する1セグメントを除いた12セグメント全てを使用するため、

「フルセグ又は12セグ」と呼ばれます。

 

ハイビジョン対応のテレビと同等のデータを送信するため、高解像度の映像となります。

しかし、ワンセグと違いデータ量がかなり大きいため、強い電波がないと受信ができない、

または遅延が発生するなど、移動中の視聴などには向きません。

現時点では一部のAndroidスマホや、カーナビで視聴することができますが、ワンセグ対応機種に対し、

画質を上げるため、端末の価格は高くなります。

 

5.画質の違い

ワンセグが「320×240ドット&15fps」の画質で、フルセグは「1440×1080ドット&30fps」の画質となります。

画質が良いだけではなく、『fps(1秒間のフレーム数)』が2倍なので、ワンセグと比べて

「2倍なめらか」にテレビ配信を楽しむことが出来ます。

 

 

6.カーナビはワンセグ・フルセグどっちを選ぶべき?

【画質や音質にこだわるなら「フルセグ対応カーナビ」】

画質と音質の点で優れた方を選ぶとすると、フルセグ対応のカーナビの方が画質・音質共に、

ワンセグ対応のカーナビより使いやすいです。

ワンセグ対応のカーナビは、画像や音声の受信データが少ないため、ぎこちない動画や画質の

荒い映像でテレビを観なければいけません。

フルセグ対応のカーナビなら、受信データ量が多いため、画質も音質も問題なくテレビを視聴できます。

 

【コスパで選ぶなら「ワンセグ対応カーナビ」】

画質や音質にあまりこだわりがないなら、予算を低めに設定してワンセグ対応のカーナビを購入する、

という選択肢もあります。

画質や音質はフルセグに劣りますが、データの受信感度はワンセグの方が良いので、移動した先の環境の

影響を受けにくいというメリットがあります。

 

【フルセグ・ワンセグ両方対応のカーナビがベスト】

ワンセグとフルセグ、それぞれにメリットとデメリットがありますが、二つを切り替えられるカーナビ

ならどちらかが不調なときに切り替えられるので、よりストレスなく快適にテレビ視聴が楽しめます。

ワンセグとフルセグ切り替えタイプは、他のカーナビより値段が高くなりますが、

予算に余裕があるなら切り替えタイプを選ぶとよいでしょう。

 

7.まとめ

 


このたび、アドタックにて新プロジェクトが発足されました!

その名も『アドラボ』! 詳細は近日公開となります。

お楽しみに!

 

〈M.S〉