こんにちは。
神奈川県大和市の印刷・企画・デザインならおまかせのアドタックです。
皆さんご存知の通り、2024年10月1日(火)から郵便料金が改定されました。
通常はがきは63円から85円に。
定型郵便物は重量区分が統合され110円に。
レターパックはプラスが520円から600円、ライトが370円から430円に改定されました。
その他の郵便サービスの料金も改定されています。
そして、今回の郵便料金の改定に伴い、普通切手のデザインも変更になりました。
郵便料金が変わると、郵便局は新しい額面に対応した切手を発行します。
例えば、85円の郵便料金になると、新たな85円切手が登場することになります。
郵便料金の改定は新しい切手デザインの発行や、既存の切手の利用方法にも影響を与えます。
今回は、郵便料金の変動と切手の関係についてや、切手デザインがどのように変化してきたかなどを簡単に紹介したいと思います。
○新しい普通切手のデザイン
出典:日本郵便株式会社公式ページ「切手タイムズVol.53 新料額の普通切手」より
(https://www.post.japanpost.jp/kitte/collection/times/2024_09/)
新しい普通切手のデザインのテーマは「日本の文様」。
全体的に鮮やかな色合いが目を引くデザインになっています。
料額をこれまでのものよりも大きくして視認性を向上させたりと機能面での改良も施されているようです。
○郵便料金の変動と切手の役割
郵便料金が改定されると、現在流通している切手が使えなくなるわけではありませんが、不足分を補うために追加の切手が必要になります。
たとえば、料金が110円に引き上げられた際、旧料金の84円切手しか持っていない場合、26円分の追加切手を貼らなければなりません。
出典:日本郵便株式会社公式ページ「切手タイムズVol.53 新料額の普通切手」より
上記画像のように、普通郵便は専用の差額切手があるため、旧料金の切手と差額用の切手1枚を貼り合わせるだけで済みます。
「ソメイヨシノ」+「桜葉」や「ウメ」+「うぐいす」など、組み合わせて使うことを意識したデザインになっているところなど、制作した方の遊び心が伺えます。
切手のデザインや料金の組み合わせなども状況により様々なので、自分好みのデザインの組み合わせを考えてみるのも面白いかもしれません。
他にも、速達料金の切手には兎の絵が使われていますが、
「速達は速い」、「速いといえば兎」という連想から兎がモチーフになっているそうです。
それぞれの切手のモチーフや制作意図を意識してみることで、その切手の新しい一面も見えてくるかもしれません。
○過去の改定と切手の変化
過去にも郵便料金の改定は何度か行われ、そのたびに切手が刷新されてきました。
例えば、経済成長期には切手デザインも多様化し、動物や植物・建築物など、地域色を反映したデザインが多く使われるようになりました。
料金改定によって切手が時代ごとにどう変わってきたかを見るのも面白い視点です。
郵便料金の改定には単なるコストだけの問題ではなく、背景には切手デザインの進化や、郵便文化の変遷が存在します。
新しい料金に対応する切手デザインは、時代の変化や人々のニーズを反映したものであり、切手を通じて私たちは郵便の歴史を感じ取ることができます。
切手は時代の変化を反映するアートであり、郵便文化の象徴でもあります。
今後登場する新しいデザインや技術の進化も楽しみつつ、今後の郵便事情の変化にも注目していきたいものです。
〈N.M〉