こんにちは。
神奈川県大和市の印刷・企画・デザインならおまかせのアドタックです。
6月のブログで紹介したイラストレーター・マツオヒロミさんの開催中の個展
「西洋館の記憶」を見に、豪徳寺の旧尾崎テオドラ邸へ行ってきました。
旧尾崎テオドラ邸は世田谷区豪徳寺に現存する、
明治21年築、昭和8年に豪徳寺に移築された水色の洋館です。
この洋館は2020年夏に取り壊されるはずでしたが、この洋館を愛する近隣住民の皆様と、
ネットでの呼びかけに賛同されご署名をお寄せくださった4000人超の皆様の応援を受け
今日も豪徳寺に存在しています。
(HPより)
小田急線豪徳寺駅から徒歩10分ほど、住宅街の中に突然現れたその洋館は
爽やかなブルーの外観、白い窓枠、木漏れ日が差し
まるでお伽話のような雰囲気の中佇んでいました。
中へ入り靴を脱いでスリッパで上がります。
どなかのお宅へお邪魔したかのようです。
まず予約していたカフェで、楽しみにしていたコラボメニューをいただきました。
著作『RONDO』に掲載されていたイラストがそのまま再現された
とても美しいケーキとドリンクです!
この日は少し寒かったので、暖かい紅茶も注文。
ティーセットもとても素敵です。
カフェでお腹いっぱいになったら、いよいよ展示室のある2階へ。
…廊下や階段、どこを撮影しても絵になります。
展示室へ入るとまず最初にレトロモダンな着物を着たトルソーがお出迎え。
こちらはマツオさんの私物だそうで、色使いや小物の合わせ方が
マツオさんが描く女性そのものです。
室内はそこまで広さはないものの、壁の作品だけでなく
ガラスのチェストの引き出しを使った展示方法は
スペースの有効活用というだけでなく、引っ張り出すという見せ方で
よりワクワク感が高まります。
次の部屋では、今回のメインビジュアルのメイキング動画とパネルが展示されていました。
マツオさんの作品は全てデジタルですが、ペンや着彩のブラシなどはオリジナルで設定されているそう。
デジタルでありながらアナログ感のある繊細な作品の作画過程が見られるなんて、贅沢です!
(動画のモニターは写真撮影OKでしたが、見るのに夢中で撮り忘れました…)
そして今回特に楽しみにしていた、過去の同人作品の展示です。
しかも、実際に手に取って見ることができました!
同人誌とはいえ商業作品と変わらないクオリティです。
前回の弥生美術館に続き、今回も会場の雰囲気込みで楽しめる個展でした。
初めてのテオドラ邸も、個展がなければ知ることもなかったかもしれません。
こうやって新しいことを楽しむ経験は、これからもたくさんしていきたいですね。
お土産に買ったクリアファイルとポストカード、カフェノベルティのコースター、テオドラ邸のリーフレット。
洋館の色とお揃いのショッパーの持ち手がおしゃれです。
すぐ近くには招き猫で有名な豪徳寺があります。
緑も多く、ゆったり散歩するのにちょうど良いところでした。
空気もすっかり秋めいたこの時期、行ってみてはいかがでしょうか。
〈A.T〉