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読みやすさ

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こんにちは。

神奈川県大和市の印刷・企画・デザインならおまかせのアドタックです。

 

皆さんはデザインと聞くと先ず何を思い浮かべますか?

素敵な写真の配列やモダンな配色でしょうか。

デザインと聞いて先ずビジュアル的な部分を思い浮かべるかもしれません。

私がデザイン制作においてビジュアル以上に気を配っている事は、

行送りや行間といった文字に関する「読みやすさ」。

文字周りの余白が少し変わるだけでも制作物の全体的な印象が変わってきます。

見る人にとって制作物が見やすくなっているか、内容が伝わりやすくなっているかは

「読みやすさ」に大きなポイントがあると思っています。

 

文章を読みやすくするためには、行送り(行間)や字送り(字間)を

適切に設定する必要があります。

 

図1にもある通り、行送りとは行の最上部から次の行の最上部までの距離のことで、

行送りが狭すぎると文字が近づきすぎて読みにくく、広すぎると視線が迷いやすくなります。

この適切なバランスを見つけることが、「読みやすさ」の基本となります。

 

では理想の行送りはどうやって見つけるのか。

日本語の場合、行送りの幅は文字の1.5倍が理想と言われています。

具体的には、文字の大きさA(Q数)を半分にして、

それに同じ文字の大きさを足すことで求められます。

 

例えば、文字の大きさが12Qの場合、12÷2+12=18になります。

この数値を基準にすると、読みやすさを効果的に改善できます。

ただし、書体や配置場所によっては数値の調整が必要になる場合があります。

 

また、タイトルやキャッチコピーなどはインパクトや目立たせるようにするため、

行送りをそれほど広く取ることはありません。

多くの情報を伝える時は、行送りを適切に設定することで、

見る側に情報を的確に伝えることが可能になります。

行送りを気にして、資料や企画書作りにおいて

読みやすさ、見やすさ、伝わりやすさを追求してみませんか?

 

ワードは「行と段落の間隔」の行間オプションで、パワーポイントは「行間」の行間オプションで

それぞれ「行間」を固定にし、設定値に割り出した数値を入れれば変更できます。

Let’s try!

 

〈M.N〉