こんにちは。
神奈川県大和市の印刷・企画・デザインならおまかせのアドタックです。
今回は居心地の良い空間デザインにちなんだお話です。
皆さんは相鉄線 瀬谷駅前の「いちょう通り商店街」をご存知でしょうか。
駅南口の赤いアーケードをくぐると、その名の通りイチョウ並木の商店街が続いています。
私が幼少のころ家族で何度となく通った商店街。
あじさいの形をした水ようかんを買った和菓子屋さん、
通るたびに頭をなでたビクター犬(置物)のいた電気屋さん、
初めてハンバーガーを食べたモスバーガー…
私にとって思い出がたくさん詰まった通りです。
その後、引っ越しをして社会人になり久しぶりに訪れてみると、
思い出のお店はほとんど姿を消していて、だいぶ寂しい印象に。
懐かしさに浸りに来たけれど、もう訪れることはないかな…と思いきや、
商店街のはずれに「ギンゴウカフェ」という素敵なカフェがオープンしていました。
「ギンゴウカフェ」は、店主のマリさんが「大好きな瀬谷に、ゆったりできるカフェがあったらいいな」
という思いからオープンしたお店です。(「ギンゴウ」はイチョウのことですね)
お店のホームページには、物件探しから内装工事、オープンに至るまでの様子が写真付きで紹介されています。
ひとつのお店がどんな思いでスタートするのか、どんな風につくり上げられるのか、
深く知る機会はなかなかないので興味深く、思わず一気読みしてしまいました。
通りでパッと目を引く明るい水色の扉を開けると、中には木の温もり一杯の空間がひろがります。
私は内装のプロではありませんが、そんな私にも「アンティーク風のような○○風ではなく○○を作りたかった」
という店主のこだわりと本気が伝わります。
灯台下暗し、自分にとって身近な瀬谷にこんなところがあったのか!と感激。
店主のマリさんにお店の中で一番お気に入りの場所を教えてもらいました。
どこも好きだけれど…特にここ!というのが小窓から洗面所のステンドグラスのランプが見えるところだそうです。
確かに、窓から灯りが漏れる様子が空間に暖かさを添えています。
私がいいなぁと思うのは、ブラックチェリーの一枚板を使った大きなテーブルです。
一人で来ても、ほどよい距離感で居合わせた他のお客さんと時間を共有している気持ちになれます。
メニューはすべて手作り、野菜や豆のカレーや、野菜たっぷりのランチなど
しみじみと美味しいものばかりです。
副菜の彩り、器や盛り付け、スパイスの利かせ方など思わず真似したくなります。
木材の手触りの温かさ、微妙に変化する色合い、木目の曲線。
窓からの自然光と店内のささやかな灯り。
考えてみれば、私たちは日々、1日のほとんどを人工的なカタチに囲まれて過ごしています。
たまにこんな空間に身を置いてみると、とても心がほぐれます。
わざわざ電車で遠くまで出かけなくてもそんな場所があるという幸せ。
一人でふらりと立ち寄るお客様も多く、気兼ねなく過ごせます。
ぜひみなさんもギンゴウカフェで、ゆったりと贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
ギンゴウカフェ インスタグラム
https://www.instagram.com/ginkgocafe/?hl=ja
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