スタッフブログ

デザイン探訪(vol.9) inみなとみらい

こんにちは。

神奈川県大和市の印刷・企画・デザインならおまかせのアドタックです。

 

一年を通して様々な企画展を楽しめる美術館やギャラリー。

ですが時節柄、都内へ出掛けることは難しいですね。

しかし私の友人が初の作品展示をする、しかも近場のみなとみらい、ということで

感染症対策に配慮しつつ、行ってきました。



https://nazorumono.tumblr.com/
(展示は終了していますがHPで作品を見ることができます)

 

場所はみなとみらい駅からすぐ、ランドマークプラザ地下一階「BUKATSUDO」(ブカツドウ)という施設。

https://bukatsu-do.jp/



 

「BUKATSUDO」は大人の日常を豊かにする活動(部活)の拠点でありたい、

との考えから生まれたシェアスペースです。

訪れたのは日曜でしたが、人は少なくひっそりとしています。

こんな穴場的スポットがあったとは知りませんでした。

 

 

入り口を入ると…ワークラウンジが。今風ですね。

 

 

奥へと進むと…コーヒースタンドと書籍コーナー。くつろぎたい。

 

 

そしてその先の壁面に、作品がずらり。

 

 

白壁にモノクロームの作品が映えます。外国のアパートメントのようで格好いい。

作品はすべて油彩転写という、インクを紙に写し取る、版画のような技法で作られた一点もの。

油彩転写は画家パウル・クレーが考案した技法で、直接紙に描くより味のある仕上がりになる点が魅力です。

 

 

この「かすれ」がたまりません。
これも転写ならではの質感です。

感心したのがクリップで留める設置方法。
飾り方はフレームに入れるだけじゃないんですね。

絵の雰囲気にもぴったりで、真似したくなるアイディアです。

 

 

その日は友人も会場にいたので、作品ごとに解説(?)も聞くことができました。

同じく会場に来ていた方とも、作品を前に質問や感想など会話をかわし、ささやかな交流が生まれました。

今やオンライン上でも世界の美術作品を楽しむことができますが、実際の作品と対面すると、

作り手の息遣いというか、想像以上に伝わってくる情報量が多いと感じました。

対話もそうですが、現地に行ってこそ体感できる楽しみですね。

 

展示が行われたのは「BUKATSUDO」内の廊下壁面を利用したレンタルギャラリースペース。

費用もお手軽で、なにより2m×8mの壁面を貸し出す、というのがシンプルでいいです。

展示をしてみたいけど、高い費用で会場を借りて、宣伝をして…というのはハードルが高い、

という人にぴったりかもしれません。

施設内は、工具を備えたアトリエやキッチンなどのレンタルスペース、

勉強や仕事に使えるオフィスラウンジなどがあり、モノづくりや仕事のための空間となっています。

 

 

もうすぐ新しい年です。
在宅ワーカーだけど気分を変えたい、何かモノづくりをしたい、

発表の場を探している…そんな大人の「部活」を始めたい方、ぜひ注目してみてはいかがでしょうか。

 

〈H.H〉