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展覧会とポストカード

こんにちは。

神奈川県大和市の印刷・企画・デザインならおまかせのアドタックです。

 

今年の夏休みは例年になく長くいただきました。

おかげで、日ごろ見ないフリをしていた部屋の隅に積まれた段ボール類も幾分減らすことができて満足。

 

そんな段ボールのひとつから発掘されたものが、美術展にて購入した図録とポストカード。

かつてわたしは、学芸員の資格取得のため博物館学という講義を受けていました。

課題として月に12回展覧会に行き、会場の動線や展示物に関してのレポートの提出が必須。

そのため、毎月のように各所美術展を探しては四方八方足を運んでいました。

 

そんな今から30年以上前、百貨店や企業が自社ブランドの向上や文化活動の一環として

「私設美術館(企業美術館)」を数多く運営しており、毎月数多くの展覧会が開催されていました。

·三越美術館(日本橋)

·セゾン美術館(池袋)

·伊勢丹美術館(新宿)

·東武美術館(池袋)

·東急文化村ザ·ミュージアム(渋谷)

·安田火災東郷青児美術館(新宿) など。。

 

しかしながら、2000年代前半、不況や経営合理化により百貨店系美術館が次々と閉館。

百貨店美術館の閉館ラッシュは、文化の拠点が商業施設から公共·専門美術館へ移った転換期でもありました。

 

上記にあげたうち、いま残っているのは東急文化村ザ·ミュージアム(渋谷)のみ。

当時、毎年ひとつずつ消えていく美術館に寂しさを覚えた記憶は忘れません。

 

まあ、そうして行った展示会ではなにか記念の品が欲しくなるわけで、

グッズのなかでも1枚数百円のポストカードはお財布にも優しい定番商品。

そうして、集めたポストカードの束が段ボールから出てきたのです。

 

が、ハガキを使う相手もなく、かと言って捨てるのも忍びなく。

結局段ボールにそのまま戻されました。。

今回発掘されたポストカード類。

どうしましょうかね。なにかよい活用方法あれば ぜひ。

 

〈Y.M〉