こんにちは。
神奈川県大和市でデザイン・印刷・動画・Web制作を行っているアドタックです。
近年、AIサービスは次々と登場しており、「どれをどう使えばいいのか分からない」という声をよく耳にします。
そこで今回は、話題の「ChatGPT」「Perplexity」「NoteBookLM」の3つを、
印刷会社の業務にたとえて分かりやすくご紹介します。
1. ChatGPT ― 企画営業担当のような存在
ChatGPTは、どんな相談にも応えてくれる“万能型AI”です。例えばお客様から「新しいチラシのキャッチコピーを考えてほしい」と
依頼されたとき、即座に複数案を出してくれる企画営業担当のような存在。
デザインの方向性を一緒に考えたり、提案書をまとめたりと、幅広い業務をサポートできます。
ただし「情報の裏付け」よりも「発想力や提案力」に強みがあるため、正確性が必要な部分では確認作業が欠かせません。
2. Perplexity ― 調査部門や制作アシスタント
Perplexityは、リサーチ業務に特化したAIです。
まるで制作前に「過去の事例や最新のデザイン傾向を調べて資料をまとめてくれるアシスタント」のような存在。
しかも調べた情報には必ず“出典(リンク)”が付いてくるので、信頼性も高いのが特徴です。
例えば「最近の印刷業界の環境対応トレンドを知りたい」と調べれば、最新ニュースや業界レポートを根拠付きでまとめてくれます。
情報収集を効率化したいときには非常に便利ですが、柔軟なアイデア提案やお客様対応のような会話力ではChatGPTに一歩譲ります。
3. NoteBookLM ― 生産管理システムのような存在
NoteBookLMは、手元の資料をアップロードして、その内容をもとに整理や要約をしてくれるAIです。
印刷会社にたとえると「社内の進行管理資料や仕様書を一括で読み込み、必要な情報をすぐに引き出せる生産管理システム」に近いイメージ。
例えば、過去のお客様の仕様書や校正履歴をまとめてアップロードしておけば、
「昨年のパンフレットと同じ仕様はどれか」「今回の案件の変更点は?」といった質問に即座に答えてくれます。
知識や情報を社内で整理するのに非常に有効です。
4. まとめ ― 印刷会社流の使い分け
- ChatGPT = 営業・企画担当
→ キャッチコピーや企画書づくり、幅広い相談に強い。 - Perplexity = 調査部門・制作アシスタント
→ 根拠付きで業界動向や参考事例を調べたいときに便利。 - NoteBookLM = 生産管理システム
→ 社内資料や過去案件の情報を整理・検索するのに最適。
印刷会社においても、どのAIも万能ではなく、それぞれの「得意な役割」を理解して組み合わせて使うことが大切です。
営業・制作・印刷が連携して印刷物を完成させるように、AIツールも役割分担させて活用すると大きな効果を発揮します。
ただし、AIに頼りきると「お客様の思い」が十分に届かないこともあります。
AIをうまく活用しつつ、「お客様が何を伝えたいのか」をしっかり理解し、喜んでいただける仕事をすることが、
私たち印刷会社に求められている役割なのだと思います。
<K.K>