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読みやすさ〈5〉

こんにちは。
神奈川県大和市のデザイン・印刷・動画・Web制作ならおまかせのアドタックです。

今回のテーマは「文字サイズと階層表現」についてです。

なぜ文字サイズが大切なのか?
文章はただ流れているだけでは、情報が埋もれてしまいがちです。
見出し・本文・キャプションといった階層ごとに文字サイズを工夫することで、
読む人にとって理解しやすく、情報の優先順位も伝わりやすくなります。

例えば、同じサイズで見出しと本文を並べてしまうと、どこから読めばいいのか迷ってしまいます。
逆に見出しを大きくすることで「ここからが重要な情報」ということが直感的に伝わります。

◆サイズの目安

一般的な紙媒体(チラシやパンフレット)の場合:

・大見出し:本文の約2〜3倍
・中見出し:本文の約1.5倍
・本文:8〜10pt程度が基本(和文の場合)
・キャプションや注釈:本文より1〜2pt小さく

WebやPowerPoint資料では、画面での視認性を考慮して、やや大きめに設定するのがおすすめです。

◆注意点

・大きすぎる文字は逆効果
見出しを大きくしすぎると本文とのバランスが崩れます。

・行送りとの調整
文字サイズが大きいほど、行送りも広めに取る必要があります。

・書体との相性
同じサイズでも、明朝体とゴシック体では見え方が異なるため、読みやすさを基準に調整しましょう。

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文字サイズは単なる「大きい・小さい」ではなく、
情報の優先順位を示すための大切な要素です。

階層ごとに適切なサイズを設定することで、
読みやすく、伝わりやすいデザインに仕上がります。

〈T.I〉