こんにちは。
神奈川県大和市の印刷・企画・デザインならおまかせのアドタックです。
今日は私の好きな本をご紹介します。
『百貨店ワルツ』
著:マツオヒロミ
架空のデパート「三紅百貨店」を舞台にしたオールカラー、コミック&イラスト集です。
虚構の二十世紀初頭を舞台に、乙女の憧れである舶来品のドレスや化粧品を扱う
三紅百貨店の商品を、まるで本物の広告やポスターのように描いています。
レトロなロゴやコピーも、古い文献のようにあえてつぶれた明朝体で表現。
デパートのフロア図も、実際に存在するかのよう。
日常の業務では「文字は読みやすく美しく、つぶれやかすれなど無いもの」として扱っている身としては
こんな表現はほとんどしたことがなく、新鮮です。
気軽なショッピングセンターでの買い物がほとんどになり
「デパート」というものにほとんど行かなくなりましたが、
この本を読むと久しぶりに和光や伊勢丹などの老舗デパート行きたくなります。
どのページを見てもうっとり美しい世界が広がっており、
女性の着物も美しく、「こんな着物着てみたい!」と思うほど。
デザインの参考にもなる素敵な本です。
(画像引用:実業之日本社 『百貨店ワルツ』著:マツオヒロミ)
〈A.T〉