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東北・関東大震災に思う

 東北・関東大震災は日本に大きな被害をもたらした。

 多くの人命を奪い、生産活動に大きな損害をもたらし、原発の破壊は

 日本だけでなく世界中の人々を不安にさせている。

 海外メディアは巨大津波とコンビナートのタンカーの炎上や放射能

 汚染の不安をことさら大きく報道したので、それを見た海外の人々は

 日本が沈没の危機にさらされていると思ったに違いない。

 関東在住の外国人の家族は日本を離れ、母国に帰ったり、ビジネスマン

 は東京から大阪に居を移したりしている。

 日本の政治が混迷を深めている時にこの災害で更に日本は大きな

 谷間に入り込んでしまった感が深い。

  尊い人命が奪われ、生産活動への打撃だけでも大変なのに、放射能汚染

 への不安が今後の日本の復興の見通しを一層難しくしている。

 しかし、放射能は始末が悪い、いったん故障したら、手に負えなくなる。

 使用済み核燃料でも2~3,000度Cで3~4年は温度が下がらないらしい。

 この恐ろしい核燃料との格闘がこれから数年続く事を我々は覚悟しなけれ

 ばならないのか?

アドタックのオールドボーイ