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品質(色)について

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こんにちは。印刷部のオオタです。

今回は印刷物の品質についてお話します。
毎日印刷機を操作して印刷をしていますが、
前回お話ししたよ様に、印刷機はただ動かしていても
一定の品質で印刷物が出来る訳ではありません。

良い印刷物(お客様が求めている品質)を刷る為には、
お客様のご要望を理解して印刷する必要があります。

例えば、「色」です。

いくら綺麗な品質で印刷しても、お客様が求めている「色」
と違っては意味がありません。
お客様から見本をお預かりしている場合は出来るだけ見本
の色に合わせられるように、特色印刷の場合はコンマ何グラムの単位で
インキを調合して印刷をします。
インキの色が決まったら印刷を始めますが、同じインキでも
インキの濃淡で色味が違って見えます。
そこで、「濃度計」(インキの濃度を測定する機械)を使って
インキの濃度を測りながら見本に合う濃度で印刷を開始します。
印刷中も一定の品質の物が仕上がる様に、100~200枚毎に
印刷物の濃度を測定し、インキの量を調整しながら印刷します。

人間の目で見ただけでは分からない微妙な変化も数値で表れるので
一定の品質で印刷する事が可能になります。
今回は「色」についてお話しましたが、高品質の物を印刷するには
その他にも様々な要素があります。
少しずつお話していこうと思っています。

暑い日が続いていますが熱中症にならないようにご注意ください。