こんにちは。
神奈川県大和市の印刷・企画・デザインならおまかせのアドタックです。
だいぶ気候もあたたかくなった4月、大好きなイラストレーター、
マツオヒロミさんの東京初個展「レトロモダンファンタジア」を観に
弥生美術館へ行ってきました。
レトロモダンな世界を美麗に描くマツオさんの作品は1枚の絵の中の情報量がすさまじく、
描かれた女性のファッションひとつとっても、布地の質感やアクセサリーの素材が感じられ、
ヘアスタイル、メイクまで女性の憧れを詰め込んだような美しさです。
以前にもこのブログで紹介した著作『百貨店ワルツ』の舞台となっている
「三紅百貨店」のショーウィンドウを模した展示では、
催事ポスター、商品パッケージや包装紙、ショッパーが並べられ、
まるでかつて百貨店が本当に実在していたかのよう。
マツオさんの描いた女性が履いていた夢のように可愛らしい靴が
実際に販売されたこともあります。
2022年に発表された『マガジンロンド』は、
創刊100周年を迎える女性誌「RONDO」という設定で
それぞれの時代を彩ってきたファッション誌の記事や広告、
そして関わった人々のエピソードをイラストや漫画で描く
オールカラーのコミック&イラスト集です。
今回の展示ではなんと、実際に「RONDO」のバックナンバーが作られていました!
時代の流れに沿って変わってゆくタイトルロゴが秀逸です。
マツオさんの作品をより魅力的にしているのが
ロゴなどのデザインワークですが、これらはすべて
マツオさんの夫である池本剛さんの手によるものです。
まさに「レトロモダン」という作品の数々。
手書きのラフを見られたのは本当に感動しました。
マツオさんは現在岡山県在住で、その縁で岡山県出身の
藤井風さんのオフィシャルグッズも手掛けています。
今回の展示はなんと撮影・SNSアップOKでした。
作品集で見るのとはまた違う、細部までじっくり見ることができる上に
撮影までOKとは!
そこまで広くはない会場でしたが、端から端まで撮影しながらの鑑賞は
かなり時間がかかりました。
平日だったため誰もいない瞬間もあり、思う存分マツオヒロミワールドに
浸ることができました。
最後に美術館に併設されているカフェ「港や」で
特別メニュー「万華鏡の庭」をいただきました。
メインビジュアルをイメージした、たっぷりのフルーツと
バタフライピーのゼリーが入って、レモン果汁を入れると
色変・味変できる楽しいドリンクです。
ストローに飾られた蝶はあまりの可愛さに持ち帰りました。
もちろんグッズも買わずにはいられません。
美麗なビジュアルを気軽に見られるポストカードやフレークシール、
レトロな衣装がキュートなアクリルスタンドを購入。
写真にはありませんが、三紅百貨店のショッパーも購入。
ため息が出るような美を堪能した一日でした。
この展示会は6月30日(日)まで開催されています。
興味がある方はぜひ行ってみてください。
https://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibition/now.html
〈A.T〉