こんにちは。 神奈川県大和市で印刷、企画、デザインならおまかせのアドタックです。
デザイン探訪 第6回目は
横浜元町「Art Gallery 山手」で開催された、ペンスケッチ作家 足助久美子さんによる
水彩スケッチ展『小道探検』におじゃましました。
4年ほど前に相鉄線の情報誌『駅からさんぽ』の表紙イラストに惹かれ、手にとってからというもの、
毎号楽しみにしてるほど彼女のイラストのファンです。
今回はその原画を見られるチャンス。これはうれしい!
山手迎賓館脇から、山手の丘へと続く坂の途中にギャラリーはありました。
広い窓から外が見渡せ、開放感ある雰囲気の中に想像以上に鮮やかな原画の数々が並びます。
足助さん本人ともご対面。
少しお話させていただきました。
_とても鮮やかな発色ですが、特別な絵の具ですか?
_いいえ、ごく普通の水彩絵の具ですよ。
下の色がしっかり乾いてから上に色を重ねることで濁ることがないそうです。
_一つの作品でスケッチ時間はどのくらいでしょうか。
_大きな作品だと2〜3時間かかりますね。
思っていたより長い!
途中で近所の方が椅子を出してきてくれたこともあるそうです。
基本的に現場で下描きは全て終えるそう。
実は私も旅先でスケッチにチャレンジした何度かありますが、
人目が気になってしまいなかなか堂々とはできません。
ですが、絵を描くことは観察すること。描きたい対象へぐっと神経を集中します。
そのせいか、スケッチブックやノートに描いた風景は、
写真に収めただけのものより何倍も記憶に残っています。
気温、風の強さ、日差し、そこにいた人たち…そのようなことも含めて。
ちなみに足助さんがスケッチに用いるのはごく普通のマーカー(マッキー等)と画用紙だそう。
皆さんも気軽に、挑戦してみてはいかがでしょうか。
〈H.H〉