こんにちは。
神奈川県大和市の企画・デザイン・印刷・Web・動画制作ならおまかせのアドタックです。
今回は書籍や冊子の製本方法を3つご紹介いたします。
印刷物の製本でよく見かけるのは
「中綴じ」「無線綴じ」ではないでしょうか。
「中綴じ」はパンフレットや雑誌で多く使われていてよく見かけます。
印刷物を二つに折り、重ねて背をホッチキスで綴じます。
コストを抑えたい時や印刷部数が多いものによく使われております。
用紙を2つに折り重ねていくため、ページ数は4の倍数で作られています。
最小ページ数は8ページでページを増やしたい場合は
紙が1枚増えるので、8P+4P=12Pとなります。
さらに増やすと、16P、20P、24P、28P・・・と
4ページごとに増えていくのが「中綴じ」の特徴です。
「無線綴じ」は本文をページ順に並べ、
綴じる側の背の部分に接着剤を塗り表紙でくるみます。
ページ数の多い書籍などの本によく使われています。
ページ数は自由ですが、糊付けをする背幅が必要となるため
少ないページ数では基本的に製本できません。
数十ページ〜が適しています。
「中綴じ」は小冊子
「無線綴じ」は本格的な本
といった用途で使い分けられています。
最後にご紹介するのは、「コデックス装」という製本です。
折った本文を糸でかがり表紙は装着せず、
糸が露出した背を見せる並製本です。
糸が露出した状態の背を見せるもので、
その個性的な見た目が一番の特徴です。
露出した糸の色をお好みに合わせて選ぶこともできます。
ノドまでがばっと開きやすいため
教本や美術作品の図録などで使われています。
「コデックス装」は個性的なデザインと本の開きの良さを持ち合わせた
ハイブリッドな製本で特別感を感じることが出来ます。
本を開きっぱなしで使いたい時にレシピ本や教本がコデックス製本だったりすると
デザイナーの本に対するこだわりを感じます。
どんな綴じ方なのか、是非、本の背中にも注目してみてください。
〈H.M〉