アドタックのオフィスの前には
数種類の花を植えた花壇があります。
ある日曜日の午後、自転車で走っていると、
シャッターが閉まっている会社の花壇の前で同僚の姿を見かけました。
翌日、「昨日、オフィスの前にいたでしょ」と訊くと、
彼女は「枯れかけた花があったので、花壇の手入れをしていたんです」
と当たり前のように答えました。
たまたま通りかからなければ、誰も気づくことはなったでしょう。
「職人気質」という言葉もあるように、
本来、日本には誰かが見ているとか誰かに良く思われたいとか、
そうした「損得」や「効率性」を越えた美意識がありました。
しかもそれは偉人や特別な人に限ったことはでなく、
市井の人々の間に普通に存在していたようです。
その精神が何百年、何千年と受け継がれ、
経済大国、技術立国として世界から認められる国になったのでしょう。
私たちも先人に見習って高い意識と責任感をもって
日々の仕事に取り組みたいと思います。