こんにちは。
神奈川県大和市の印刷・企画・デザインならおまかせのアドタックです。
今年の夏は猛暑と雨の日が続き休日は家で
本や映画を観て過ごすことが多くありました。
その中で面白い本を何冊か見つけたので紹介します。
この本は最近発見した東京都大田区にある絵本を主に取扱う
古書店タバネルブックスで見つけた一冊。
「Dans La Foret(森の中で)」はフランスのイラストレータージスレーヌ・エルベラの絵本。
独特なキャラクター、色彩、構図はド・ストライクでお店の人に「この本いいね。」と
思わず言ってしまったくらい少々興奮気味で買ってしまいました。
フランス語は全く分からないのでお店の人に聞くと
森の中に捨てられてしまうと勘違いする子供の話だそうです。
チェコの出版社BAOBABで発行されている若手イラストレーターによる冊子とノート。
タバネルブックスはチェコの絵本を中心に魅力的な本が数多くありました。
「バナナの魅力を100文字で伝えてください」は伝わる技術を学ぶ自己啓発本。
注目したいのは装丁。バナナのイラストに長いタイトル。
「何の本?」と思わず手に取ってしまいました。
本を売るのにはまず手に取ってもらわないと本は売れません。ナイスデザインです。
本の内容は伝わる技術を学ぶもの。
以前、伝え方の本を読んだ事があるので読んでみるかと購入。
ちなみに「伝わる」は相手主体。「伝える」は自分主体です。
装丁家坂川栄治さんの著書「本の顔」は装丁が学べる装丁の教科書。
坂川さんが今まで手掛けたものの中から約180冊を厳選し一冊の本ができるまでを図解しています。
装丁という狭い世界の話ですがデザインの事、ものづくりの事を学べる良い本です。
「ACCIDENTALLY WES ANDERSON」はウェス・アンダーソン監督の映画に出てくるような
実際にある風景を世界中の写真家などに写真を提供してもらい作られた写真集です。
ウェス・アンダーソン作品の特徴は美しい色彩と完璧につくりこまれた構図。
この本の風景は偶然に発見されたものだがウェス・アンダーソンっぽい
美しい色彩、構図を感じることができます。
おすすめの一冊。
ウェス・アンダーソンの映画を観たことのない人にも楽しめますが
作品を見ると2倍楽しめるので作品を紹介します。
左が数々の賞を取った作品「グランド・ブダペスト・ホテル」。
美しい色彩はお菓子に例えるとマカロンのよう。
右は最新作の「フレンチ・ディスパッチ」。
この映画も味のある面白い作品です。
その他の作品。
ウェス・アンダーソン作品でよく使われるシンメトリー構図はどの場面を見ても
バランスが良く細かく計算されたもの。勉強になります。
また良い本、映画に出会えたら紹介していきたいと思います。
〈K.I〉