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紙の折り

こんにちは、印刷オペレーターの堀江です。

今回は紙の目(流れ)について話したいと思います。

紙は、パルプ(紙の材料)を一定方向に流しながら機械で製造するため、
紙の進行方向に繊維がそろう為、紙の目が出来ます。

その為印刷が終了した商品を、断裁後折る加工がある場合は
折る方向に紙の目を合わせなければなりません。
万が一紙の目が合っていないで折り加工をすると
折り目が奇麗に仕上がりません。

ですが紙の厚さが0.12㎜~辺りになってくると
紙の目を合わせてもいまひとつ奇麗に仕上がりません。
それは紙の表面が厚みの分だけ引き伸ばされ
紙の繊維が切れたり表面に塗ってあるものが剥がれたりする為です。

そこでそれを防ぐ為に筋押しという加工をします。
凸状の刃と凹状の土台の間に紙を挟み込んで、
紙の表面を伸ばし、紙の繊維を柔らかくします。
すると紙の厚い商品でも折り目が奇麗に仕上がります。

身近にあるちょっと厚い紙を十字に折ってみると
どちらか一方が奇麗に折れるので是非試してみてください。