こんにちは。
神奈川県大和市の印刷・企画・デザインならおまかせの アドタック です。
家の食器棚をあけるたびに、どうにかしたいけれど、どうしたらよいのか思い悩んでいるものがあった。
割れてしまった、焼き物。
ひとつはお皿、ひとつは置物。どちらもとても気に入っていたのだが、不注意で
割ってしまった。かといって捨てるには忍びない。

いい加減ボンドでくっつけようかなぁと考えていたある日、ネットを見ていた私の目に
「金継ぎ」という文字が入ってきた。
これだ!
壊れたところを目立たなくして隠そうとするボンドではなく、
むしろ傷跡を金などで装飾しそれもデザインとして際立たせてしまう、
私が求めていたのはこれよ!! と、さっそく金継ぎ教室を検索。
本来の金継ぎは天然漆を使い硬化させるために完成まで2ヶ月くらいかかり
4~5回教室に通う必要があるのだが私にとってはハードルが高かったため、
今回は合成漆を使い2時間で完成する金継ぎワークショップに申し込んでみた。
ワークショップ当日、ドキドキしながら着席。受講生20名。
各自、思い入れのありそうな器を持参。お隣の方は、ドイツで買ったヴィンテージのビールグラス。
あ、ちなみに金継ぎは陶器や磁器を想像しがちですが、ガラスの修復も可能。
そして、金継ぎは割れたものをくっつける修復法と、欠けたものを埋める修復法があり
それぞれ工程が少しちがう。今回私は割れたものをくっつける修復法で参加。
【作業開始】
①接着剤で割れたところをつける:楊枝で丁寧に接着剤を塗り、原形にもどす。
ここが失敗すると、出来上がりに大きく影響するため集中!

②接着剤が固まったのを確認したら、小刀ではみ出した接着剤を削る

③楊枝をつかい合成漆を接着させた継ぎ目に塗っていく。これを塗ったところが最終的に金色になるところ。
継ぎ目でないところにも漆を塗りあえてデザインすることもあり。


④いよいよ金継ぎのクライマックス。金粉を筆でのせる。



⑤完成!


割れて価値のさがったものが、金継ぎにより自分だけのオリジナルという付加価値のついた作品となる。
しかも自分で修復したことにより、愛着も湧く。
割れたら捨てるではなく気に入ったものを大切に長く使うというところが
今では環境保護や持続可能性の観点から、海外でも注目を集めている。
歴史を辿れば、室町時代に生まれ茶道の流行と共に「わびさび」といった
日本の美意識や文化を背景に発展した「金継ぎ」。
身近なところから、日本の伝統的な文化に触れることができよい体験となった。
〈Y.M〉


